【2019年6月】小説家になろう 備忘録

はじめに

 どうも日々々々です。5月が忙しくて備忘録所ではなかったので、6月の備忘録は結構多目です!

 短めの完結作品が結構多目なので手を出しやすいかも?

玉葱とクラリオン

玉葱とクラリオン

あらすじ:気付いたら異世界の海岸に来て、近くの町でマルチ講で荒稼ぎしたら捕らえられ、紙を作ることになった。

感想:全ての異世界転生内政チートモノを置き去りにする構成力、設定力、文章力。ちょっと進んだ現代日本から突如異世界?の海岸で目覚めた主人公は、近くの国でばか騒ぎしながら徐々に富を得て地位を手に入れて――世界の謎に気付いていきます。

 なぜ自分は突如海岸に現れたのか。ステータスに存在する「アクセスレベル」とは。過去の勇者と同姓同名な理由とは。

 現地人との軋轢や友情、恋愛に悩みながら不器用に進み続ける先に、温かい終わりと始まりがある。

 ちょっと長いですけど、めちゃ良い作品でした。

終末の笛吹き男

終末の笛吹き男

あらすじ:東京に隕石が落ちるが、革新的なAI技術で復興、ベーシックインカムも導入。そんな中、主人公の友人の死から、超能力者に関わっていき――

感想:玉葱とクラリオンと同じ作者。こちらは現代日本で東京に隕石が落ち、AI技術により変わった東京が舞台。作者が「説教」がテーマと言ってることからも伝わってきますが、この作品は登場人物の長い語りが多いです。

 主人公は俗世的な僧侶であり、競馬や株でいつも負けっぱなしで近所の人から食事を恵んでもらいながらでも親しみがある良いキャラ。友人の死をキッカケに世界に超能力者がいることを知り、隕石の影響で死んだことになっている謎の少年を引き取って、事件に巻き込まれていきます。

 この少年が第二の主人公で、嘘を本当にする超能力を持ってます。能力のせいで周囲と関わりを持ちづらくなっていたのが、主人公との共同生活で徐々に社交的になり、過去と向き合い、世界に潜む悪と戦っていきます。(悪というと少し語弊があるかもしれないけど)

 作中で葬式を二回もやり仏教やキリスト教、秘密結社の話がめちゃめちゃでてくるかなり変な作品ですが、下調べが半端ないのか凄い勢いで専門用語は出てきますがかなり分かりやすく書かれてるので読みやすいです。主人公が東京都知事選の選挙演説する所好き。

 個人的には玉葱とクラリオンのが好きですが、魅力的なキャラクター達が語るそれぞれの説教は読み応えあるかなと思う。

すわんぷ・ガール!

すわんぷ・ガール!

あらすじ:ダンジョンで死にかけた主人公、謎の薬で生き延びるものの女になってしまう。

感想:細かいところが投げっぱなしになってる感が半端ないのであんまオススメはしないです。主人公が謎の女「クリス」と記憶が共有され謎が徐々に明らかになっていく描写があるんですけど、その流れがちょっと微妙でクリスの影響でイケメン貴族のレオンに惹かれるわけだけど、主人公的には男の精神であるわけだから、男が男に惹かれる様子が軽く感じたんですよね。

 オチも悪くはないんですけど、最終バトルがご都合的というか敵が勝つ気あるのかっていうか敵にとっての勝ちってなんだみたいな感覚だったので、うーむ。

D.R.E.S.S.

D.R.E.S.S.

あらすじ:D.R.E.S.S.という兵器が蔓延し、戦争や争いが日常化している世界で、伝説的な父を持ち、傭兵として英才教育を受けた主人公が謎の人物からの任務を通じて徐々に人間として変わっていく。

感想:一通りのストーリーをやったあと、ひたすら短編連作で続くんですけども、一つ一つの話が過去の振り返りなわけで、まず今はどの時系列でやってるのかというところから理解を始めないといけないのが少々辛め。

 話自体はそこまで悪くないんですけど、同じような話が延々出てくるもんで、もういいよーって気持ちに先になってしまった。

 一応全部読みましたが(2019年6月時点での)、女全員揃えて過去の因縁である敵機体を破壊し世界と敵対した辺りまででいいんじゃねーかなという感覚です。

仲が悪すぎる幼馴染が、俺が5年以上ハマっているFPSゲームのフレンドだった件について。

仲が悪すぎる幼馴染が、俺が5年以上ハマっているFPSゲームのフレンドだった件について。

あらすじ:タイトルまんまです…。

感想:微笑ましいっていうと変な感想ですが、予定調和に話が進んでいくので安心できます。

 序盤にタイトル通りのことが分かって、主人公は地味だけど最強で、一芸に秀でた他キャラと四人チームを組んで大会に挑みます。大会前には合宿で騒いだり敵のチームの美少女に絡まれたり、みたいな。

 ゲームもゲームでPUBGそのまんまみたいな感じなので、軽く読むにはいいかなと思ってます。

難攻不落の魔王城へようこそ~デバフは不要と勇者パーティーを追い出された黒魔導士、魔王軍の最高幹部に迎えられる~

難攻不落の魔王城へようこそ~デバフは不要と勇者パーティーを追い出された黒魔導士、魔王軍の最高幹部に迎えられる~

あらすじ:ダンジョン攻略が娯楽となり、冒険者や魔物は職業としてダンジョンに関わり、映像コンテンツとして楽しむ世界。勇者の幼馴染だがパッと見足手まといな主人公はパーティを追い出されるが、主人公の強さを見出だしていた魔王軍に拾われ、そっち側で頑張っていく。

感想:いわゆる追放系で、確かに追放理由はパッと見弱いからとか役立ってないからなんですけど、主人公としては追放理由が見映えが悪いからで納得して、じゃあ親友と勝負するぜ、って感じでざまぁ系じゃないのが結構良い。

 ダンジョン攻略が娯楽となり動画の見映えが良いことが人気に繋がる設定なので、主人公はデバフかけるだから本当に自分自身の見映えは良くないんですよね。

 まぁ結局最強っちゃ最強なんですけど…。

 そういった追放系お約束のノリはありつつもテンプレは結構外し、一章時点ではよく纏めてあるなという感想。今は二章の途中ですが、人間と魔物の設定違いに触れつつ、ダンジョン経営を改善させるというあまり見ない展開。

 書籍化するらしいし期待してる。

ダンジョンが出来て3年。いきなり世界ランク1位になった俺は、会社を辞めてゆるゆると生きてます

ダンジョンが出来て3年。いきなり世界ランク1位になった俺は、会社を辞めてゆるゆると生きてます

あらすじ:現代日本にダンジョンが出来た世界で、社畜だった主人公は何の因果かランク1位になって謎のスキルを手に入れる。

感想:ランク1位だけど、他の探索者に全く提示しないしバレないようにひたすら立ち回ってるし、タイトル通りゆるくダンジョン攻略していこうというのがコンセプト。

 謎にダンジョン設定が混んでて主人公達もちょくちょく変な知識を持ってる(というか作者が変な知識をだしてくる)のがちょっと面白い。

 雰囲気は説明しづらいんですが、ゆるくダンジョン攻略しつつ、金も稼いで、そこそこでやっていこうという感じなので雑に読めます。結構気に入ってる。

村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない

村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない

あらすじ:ある日、誰かから送られてきたゲームを起動すると、実際にある世界としか思えない程リアルな人々が暮らしていた。一日に一度、神託という形で人々に指示を出すことで発展させていく。次第にのめり込んでいく主人公だが、村に危機が迫り――

感想:主人公は引きこもりニートなんですけど、村作りゲームの人間達に感化されて(あと課金要素の為にも)社会復帰し、徐々に引きこもりから脱していくのが面白い。

 またゲーム自体も徐々に敵・味方が出て来て今後の展開が楽しみ…なのはいいんですけど、三章で多少区切りついちゃって今後の更新が来るか分からんので何とも言えない感じ。

私の従僕

私の従僕

あらすじ:奴隷の主人公、奴隷達に色々な教えを受けすくすくと育つも、お嬢様にいつも振り回される。

感想:日刊ランキングでそこそこ上位だったので読み始めた。主人公は気付いてないけどチート級の能力の持ち主みたいな感じ。でも基本的にはお嬢様に振り回されてややこしい事態に巻き込まれてなんとか乗り越えてる感じ。

 これまでのなろう読み経験と傾向から見て、もう一つ山場終わったら恐らく書籍化すると思う。

 当たったら誉めてください。

それでも平凡は天才を愛せるか?

それでも平凡は天才を愛せるか?

あらすじ:平凡な主人公が天才だらけの大学に入学、色々な事件に巻き込まれる。

感想:完結まであと1話か2話です!(半年以上放置)

 悲しいなぁ…。

 話は平凡である主人公が天才の集まる大学で色々な事件に巻き込まれて、解決していく短編ミステリーみたいな感じ。それぞれあまり想定しない方式のオチでよく主人公気付くなという感じですがそれも伏線的に回収されるので良い。

 ラストバトル?直前で更新が止まってるから非常に気になる終わり方をしてるので、完結したらオススメしたい。

星姫計画

星姫計画

あらすじ:地球を消滅させる程の隕石が迫っているが、人類では解決不可。そこで超高性能なAIを何体か作り、それぞれに解決方法を考えさせ、誰が良いか投票で決めよう。

感想:短編ながらかなり良い纏まり方。終末が迫る中で、デザインチャイルドとして人工的に産み出された主人公や他の学生達が、星姫たるAIと関わっていく。

 人類を救うことを目標に作られたAIと、人類救済を掲げて作られたデザインチャイルドたる学生達ですが、隕石から本当に人類を救う手段はあるのか?を疑問に思いつつ終末の迫る日々を生きていく。その欺瞞的な平和の歪みがAIを苦悩させ、それを解決する話の展開が事前に思ってたよりも感動的でした。

 今は後日談というか過去編が進んでて今後も期待したい。

正しいアイコラの作り方

正しいアイコラの作り方

あらすじ:深夜にエロ本を買いに来た主人公は、疎遠になっていた幼馴染でアイドルの女の子を偶然目撃する。後日そこで殺人事件が起きたことが判明し――

感想:玉葱とクラリオンの作者の短めの恋愛小説。ギャグのノリはそのままに、真面目なシーンは丁寧に書かれてるいつもの感じ(これが一番最初の作品だけども)

 中学、高校、大学と友情や人間関係、恋愛に悩みながらも主人公が人間的に成長していく様子が綺麗に書かれてるのでパッといい作品が読みたい人には是非勧めたい。

 キャラクターもやっぱり魅力的で、何を考えているのか最後まで分からない幼馴染。主人公が好きな後輩。学校が変わっても年月が過ぎても共にばか騒ぎする友人達。そして勿論悩みながら生きていく主人公。みんな好きになれるかなと思います。

 オチもこれからを想起させる綺麗な〆で、実力の高さを伺える。

俺が美少女Vtuberとして高みを目指す理由

俺が美少女Vtuberとして高みを目指す理由

あらすじ:主人公がバ美肉して女声で配信しつつ女装して人気配信者になる話。

感想:今更新待ちしてる中では一番楽しみにしてる作品。とにかく一章がめちゃめちゃ綺麗に纏まっている。二章がちゃんと続いたら、多分書籍化すると思います。本当にそれぐらい話として綺麗に纏まっている。

 伸びた理由がバズりだけなのがちょっとどうかなと思わなくもないですが、生配信において何が求められてるかとか、こういうのが伸びるんだというのを理解して書いてるように思える。

 作者自身絵師として長く活動してて、Vtuberの配信をよく見てる人なので今後も安定した話が見れそう。

 絶対書籍化するね、間違ってたら木の下に埋めてもらっても構わないよ。

まとめ

 今月はかなりの作品を読みましたが、一番は玉葱とクラリオン。次点で正しいアイコラの作り方でしょうか(完結作品に限れば)。というわけでアイキャッチもクラリオンにしました(?

 美少女Vtuberとランク1位は今後の更新めちゃめちゃ期待している。

 なろうも結構漁ってるんですけどまだまだいっぱい面白い作品が埋もれてるんで、離れられないですね…。

 では来月に。

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    ゲーマー兼WEB小説読みです。 ポケモンと小説家になろう、たまにライフハック記事など上げます。 好きな言葉は「為せば成る」 7世代最高レートは総合7612(1位) シングル2105 WCS2028